モロッコ雑貨

ラグを織る風景

夫の実家のリビングにひいてあったラグが素敵だな~と思っていたら
織った本人がご挨拶に来てくださいました。

こんな機会はない!ということでラグを織ってもらいました。
大雑把に「このくらいの大きさで、こんなデザインで」とほぼお任せコース。

数日後『もう糸買ったよ』と風の便りきたあと
親戚回りで田舎に足を運んださいにつくっている現場を見ることができました。

マラケッシュの伝統工芸館で見たことはあったのですが、織り機と制作工程はいたってシンプルです。
経糸にループ状に糸を絡ませて編み目つくります。
ある程度編むと櫛のような器具でトントンと目をならします。

↑これがトントン目をならす器具です


暗い部屋でも強い色彩が映える蛍光色を多用する赤色ベースの典型的なモロッコの家庭のラグ。化繊の毛糸でラグを織ることも多いです。

市場では染められた毛糸がカセの状態で売られています。
3cm位の長さに切って織るのはみたのですが、ここでは長いまま織っているようです。

デザイン画もないのにうまい具合に出来上がるのも経験によるものだと思います。